SABON STORY Happy Your Days

SABON STORY Happy Your Days

クリスマスの華やいだ雰囲気から一転、
マリクレール通りは慌ただしい年末を迎えようとしている。

仕事納めの日、今にも雪が降りそうな夜。
そこのカフェでいれてもらったコーヒーが手の中で温かかった。

通りは、それなりに空いていて、それなりに混んでいる。
こういう所には、こんな日でも人が集まっていて、それぞれの12月がここにあるんだな。

通りは、それなりに空いていて、それなりに混んでいる。

こういう所には、こんな日でも人が集まっていて、それぞれの12月がここにあるんだな。

私もこうして肩をすぼめて縮こまっているけど、
風景の一角をみんなとつくっているのかもしれない。

葉の落ちた木々を眺め、
石畳のでこぼこを靴裏に感じながら、ゆるやかな坂をのぼっていく。

雑貨屋さんに並んでいたサンタはすっかり姿を消して、
この通りにはちょっと不似合いなお正月飾りに変わっている。

向かいのフラワーショップではビンにつめられた赤い花が、永遠であろうとしている。

こんな日は何か起こるかもしれないと思いつつ、
きっと何も起こらないんだろうなと決めてしまっている自分がいる。

実家の両親はお正月を温泉で過ごすという。
母がいつになくはしゃいだ感じで電話をかけてきた。
ひとりの年の瀬。
一瞬寂しさがよぎったけど、年末年始を一緒に過ごしてくれる友人などそうそういない。

ふらりと歩けば、いつの間にかSABONの前にいて、通りからウォータースタンドが見えた。

そういえば前に付き合っていた彼から、SABONのスクラブをプレゼントされたことがあったっけ。
「君にいいのが見つかったよ」って、恥ずかしそうに笑う顔を思い出した。

リンゴのキャンディのような甘酸っぱい香り。あの香りはまだあるだろうか?
SABONは私を懐かしくさせた。

香りの記憶をたどりながら、ホワイトとマホガニーの空間に、私はとけていった。

「自分へのプレゼントを買いに…… クリスマスに買いそびれてしまって」
はにかみながら言った。
店内は、箱に入ったギフトや、シャワーオイルやボディスクラブ、
ボディローションなどが、きらきらと光を浴びて陳列されている。

「ひとりきりのお正月です」
「のんびりしたお正月というのも素敵ですね。
お風呂にゆっくり入ってボディケアというのも、きっといいですよ」
私に声をかけてきた店員さんは、ゆっくりのところで、手を前に組み、少し長く目をつぶった。

「ひとりきりのお正月です」

「のんびりしたお正月というのも素敵ですね。
お風呂にゆっくり入ってボディケアというのも、きっといいですよ」
私に声をかけてきた店員さんは、ゆっくりのところで、手を前に組み、少し長く目をつぶった。

流れ落ちる水。
スクラブの香り漂う水のほとり。

こんなにゆったりとラグジュアリーをたのしむのなら、ひとりの方がいいかもしれない。

ひとりが好き?
ひとりも好き。

香りごとにディスプレイされたウォールキャビネットに手を伸ばすとき、私と触れ合う手があった。
バニラの香りが優しく香る。

互いに手をひっこめ、顔を見つめた。見知らぬ者同士でにっこりと表情がゆるむ。
私と似たお客さん。

互いに手をひっこめ、顔を見つめた。見知らぬ者同士でにっこりと表情がゆるむ。

私と似たお客さん。

あたたかい店内はひとり女子の散歩道みたいだな。
そんな散歩道で生まれるコミュニケーション。

彼女は、もう一度手を伸ばし、棚からひとつ選んだあと、慣れた様子で会計を済ませた。
きっと常連さんなんだ。

きれいな手をしたあの人は私より先に出て、街へと消えた。
華やかで、どこかオリエンタルな雰囲気の彼女と、SABONの深いバニラの香りがよく似合っていた。

欲しいものは、あの人みたいなたたずまい。目標ができたような気がした。

私らしい香りをみつけたいな。
今までそんなこと思いもしなかったのに。手のきれいな人との距離を縮めたかった。

みずみずしいローズのような香り、ピュアでちょっとセクシーなムスクの香り、
中にはあの懐かしいリンゴの香りもあった。

さっきの店員さんが自分のことのように一緒に探してくれている。
そして、私が選んだのは、Delicate Jasmineという香り。

ジャスミンのクールでフローラルな香りが今の私に自信をくれる気がした。

私はこの日、シャワーオイルとボディスクラブを買った。

ボディローションは、またここに来るときのために、とっておこう。
さっきの店員さんにもまた会いたかった。

店内で試したスクラブのおかげか、あの手に触れたからか、
しっとりと潤った手をマリクレール通りのイルミネーションがやさしく照らした。

マンションに帰って、さっき買ったばかりのSABONの封を開ける。
ボディスクラブの瓶の淵に顔を寄せてみる。ジャスミンの香りに誘われて、深く息を吸った。

ひとりが寂しいって誰が決めたのかな?
私らしい香りを身に纏って、あの人のようにつややかでありたいと思った。

いい年の瀬になりそう。

「あけましておめでとうございます。またいらしてくださったんですね」
新年最初の日曜の午後、私はSABONにいた。

「あけましておめでとうございます。またいらしてくださったんですね」

新年最初の日曜の午後、私はSABONにいた。

声をかけてくれたのは、あの店員さんだった。
今度は迷わず、ジャスミンの香りの棚からボディローションを手に取った。
ちょっと自分が照れくさくて、でもうれしかった。

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あなたにぴったりの香りをお楽しみいただけるキットです。

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1-2-3 Body Care Kit

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¥12,000(税込)

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